客人日記

どんどんたのしい

私がフィルムカメラで写真を撮る理由

たまにはこういう読み物もいいだろうと思って書いてみる。決してネタ切れなどではない。......ない。


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私は未だに古いフィルムカメラで写真を撮っている。それはなにか強い拘りがあったりする訳じゃなくて、私にとって自由だからである。


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正直なところ、いわゆるオールドレンズなどは破綻が多い。現代の成熟した技術によって作られたレンズやカメラとは、比肩のしようがない。


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だが、現代のカメラ、レンズ群には画一化された印象をもつ。如何なる状況下でも良好な描写が得られ、MTF曲線も見事である。カメラ、レンズメーカー各社は一体どこで勝負をしているのか、見当もつかない。私の鈍い感性では、差が見えない。


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その点で、オールドレンズ群は破綻が武器になるのだ。ジミヘンのフィードバック奏法のように、意図するともしないとも破綻が表現の一環として機能するのである。


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その上、条件さえ整えばオールドレンズでも充分良い描写をする。

フィルム選びではセンスを問われるし、被写体も選ばなくちゃならない。フィルムが変われば描写は全く変わる。

そのあたりのコントロールが、私は腕、技術だと思っている。

被写界深度の選択から、Velvia50なら1/3段アンダーで被写体の質感とボケを意識して、PANFなら2/3段オーバーで焼きのシャドウをイメージして、CineStilなら1/3段オーバーで色味を活かして撮ろうとか。


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時々、思っていたより遥かに良い写真が撮れていることがある。何もかも思い通りより、そんな写真のほうが楽しいじゃないか。その逆もあるけど。


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な、なんじゃこりゃー。

オールドレンズはクセがーとかフィーリングがーとか質感がーとか、挙げだすとキリが無いくらいフィルムで撮る理由はあるけれど、やっぱり決定的な理由としては、表現の幅の広さだと思っている。


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私にとってフィルムカメラは、もっとも自由の効く絵筆なのだ。

でも、条件を選ばないカメラっていうのも憧れるよね。どんな状況でも撮れるんだもの。


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コンデジでもこれだけ写る。

だからデジタルに対する偏見はないし、むしろ使いこなしたい。そのうち、私に合うデジタルカメラも見つかるかもしれない。

レンズは出来ればゾナーがいいな。


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でもまあ、今はS4とM3を始め、フィルムカメラたちと、コンデジでいいや。

1ショット1ショット、大事にしていきたいしね。

さて、今週末は何処へ行こうかな。

京都鉄道博物館 Nikon A900 その3

さて、16時ちょうど発のスチーム号が出発する。


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汽笛が轟き、勢いよくドレンが切られる。


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後ろ向きに進むので、ドレンの水蒸気がいい感じになるかなと真正面から。

この2枚は、スマホに元から入ってた画像編集アプリで、明るさとコントラスト、トーンカーブをちょっと弄ってみた。これはこれで楽しい。でも、全部やると思うと面倒。やっぱ撮ってそのままでいいや。


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スチーム号が戻って来るまでの間、暇つぶし。

最終スチーム号が帰ってきた。


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転車台に乗って


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ぐるぐる回って


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はい、おやすみー。

京都鉄道博物館 Nikon A900 その2

京都鉄道博物館撮影の続き。


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スチーム号と嵯峨野線。なんと35mm換算で597mm。すげえ。めっちゃ感動した。


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初めてこんな超望遠使った。すげえ。かっこいい。


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めっちゃ撮りまくってる。楽しかった。


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なんだったら、作品撮りに使えそう。

ちょっと本気でこのカメラ使い込んでみたい。


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扇形車庫と、スチーム号を行ったり来たり。

京都鉄道博物館 Nikon A900 その1

1月1日から大井川鐵道で蒸機漬けの日々を送り、帰ってきて早々4日には京都鉄道博物館へ出掛けた。

コンデジの練習と、M3に残ったエクタクロームの消化も兼ねて色々撮ってみた。


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頭出しと日の丸の掲揚が行われていた。

普段のフィルムカメラならこんなの絶対撮らないけど、気軽に撮れる良さ。


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しっかり変態もするよ!


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コンデジなら身軽だし、結構楽しい。


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何枚でも撮れるし、被写界深度が深いからピントもそこまで気にしなくていい。合焦速度なんてどうでもいいし。そもそもオートフォーカスの時点ですげーってレベルなので。


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やっぱり蒸機はいいものです。


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カメラはコンパクトなやつに限る。

身体に馴染む。それに、人目を引かない。


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あー楽しい。楽しいわー。

旅をすること 写真を撮ること

缶コーヒーを片手に、白い息を吐きながら駅へと歩く。いつもより早い朝に頭はぼんやりとして、でもどこかうわついた気持ち。

駅の手前で一服ふかして、切符を買う。よく見る風景、いつもの朝、私の町。

幾つか乗り換えをして、飛び乗った列車にはもう、私のいつもはなかった。人々のことばも、営みも、見える景色も。誰かのいつも。

私は、誰かのいつもにこっそり忍び込むのが好きだ。時々こうやって、遠い遠いところの誰かのいつもに、時間と一緒に溶け込むんだ。なんでもない誰かの日常が、きらきらして見える。当たり前のことが特別になる。

だから私は旅をするんだ。

幾つも並べられた額の中を、まるで絵画が流れてゆくように、車窓がうつりかわる。じっと眺めているだけで、心地よい振動に身を委ねているだけで、時を忘れていられる。

無造作に切り取られた風景が時をたゆたい、時間も場所も、私が誰なのかも、何もなくなる。

ただ、確かに言えることは、今私は二本のレールの上を走っている。知らない誰かと一緒に。

 

降り立った駅でも、その日の宿でも、気持ちはどこかふわふわしてて、明日のことなんて考えもしない。

そして朝起きたら、カメラをぶら下げてふらふら歩く。きらきらしたものを捕まえに。

車窓が風景を切り取るように、無造作に、時をたゆたいながら、世界をブライトフレームで切り取る。時間も場所も、私が誰なのかも、何もなくなる。

比叡山 Nikon S4 Leica M3 その9

さて、これでおしまい。giiさんとの比叡山撮影行脚。

giiさんのブログはこちらから。

https://gii.theblog.me

 

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この石段、凄かった。全部自然石で苔だらけ。


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この石段だけでも、もう一度行く価値がある。


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Sonnarな質感。これはゾナー。たぶん。


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橋か何かの下だったと思う。これだ!と思った。こういうの好きなんだわー。


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ついでに、いつどこで撮ったか覚えてないこの写真も。

たぶん、諸用で伊丹に行ったときの、阪急電車だと思うんだけど。

比叡山 Nikon S4 Leica M3 その8

ぼちぼちおしまい、giiさんとの比叡山撮影行脚。

giiさんのブログはこちらから。

https://gii.theblog.me


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あー、これは難しい!難しいなー!とか言いながら撮ってみた。うーん、もうちょっとなにか足りない。


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水面が凪ぐ瞬間を待ってパチリ。もうちょっとオーバー目のほうがよかったか?


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寒い寒い寒い。


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そうこうしてるうちに、辺りが騒がしくなってきた。どうやら外国人観光客らしい。中国人か韓国人か知らないが、異常に騒がしい。そして、そこのけそこのけで練り歩く。周りのことなど、全くどうでもいいらしい。

私達は気を悪くして、些かの撮り足りない気持ちを押し殺して、ケーブルカー乗り場へ向かった。

しかし、発車15分前くらいに外国人観光客が50名程殺到。ケーブルカーは寿司詰めとなった。最早景色どころではない。そして、その騒がしいこと。思い出すだけで憂鬱になる。


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気を紛らわしに、坂本の町を歩く。

石の町、坂本。また訪れたい。


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それにしてもこのボケ、綺麗だなー。確かゾナーだったはず。ゾナーのボケは世界一。