客人日記

どんどんたのしい

生き甲斐とはまた違ったもの

生きるにつけて、悩みや迷いというものは尽きないものである。 これをさも迷いがないように振る舞い語るのは、とても見苦しい。 私は常に迷っている。悩んでいる。 生も死も、等しく無価値である。別にどちらでもいい。どちらでもない方が角が立たなくていい…

つれづれなるままに

つれづれなるままに、日くらし、小窓に向かひて、心にうつるよしなしごとを、そこはかとなく撮りつくれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。 夕、さまざまの所より日、影差し入りたる、をかし。 人多きに行き違ひたる、わろし。 おのづから都に出でゝは、乞食とな…

夏がくる

アスファルトの上 電柱の影 少し冷たい風 湧き起こる雲 水彩絵の具 夏がくる 鮮やかに 訳もなく 飛びたいと思うのです 気付けばひとり 歩く散歩道 澄んだみなも 信号機 たぶん昨日のこと

日常 Nikon S4 その2

今ひとつの懸案事項にぶち当たっている。 私の装備は今かなり雑多な状況で、一本化されたシステムが無い。 大判はスピグラから中判フジカ、35mmはライカまでその日の気分であれこれ使っている。 より作品の統一感や作り込みを意識するなら、機材は一本化した…

日常 Nikon S4 その1

私はだいたいひとりだ。 ひとりで散歩して、釣りに行って、本を読んで、写真を撮って、ギターを弾いて、歌って。毎日気ままに暮らしている。 たまに中学からの腐れ縁の友人を誘うが、彼も近々遠くへ引っ越してしまうそうだ。 友達を作ることが急務のように思…

写真の日 二周年

2018年6月1日に開設した当ブログ、二周年ということになる。 写真の日に始めた写真ブログ、なんだかんだで続いているようだ。ゲン担ぎというのはしてみるものなのかもしれない。 差し当たり、写真について個人的な所感を述べてみようと思う。 写真とは真に不…

日常 Speed Graphic 4×5 その1

錆びた鉄板 滲んで染めた しばらくは眠いまま 冷蔵庫の鳥 風邪を引いて 頭が痛いそうだ 朝からの雨 畳のちょっかけ えのきだけ 熱いというより少しぬるめ 歩けば濡れる たぶん聞こえないだろう もう殆ど忘れた 思い出せない そのようなものだ

日常 TOPCON RE SUPER その2

Köln, January 24, 1975, Pt. Iキース・ジャレットジャズprovided courtesy of iTunes ひとりで撮影をするとき、Kieth JarrettのKöln Consertをよく聴く。 異常なまでに集中力が高まる。 誰のものでもない、禅的世界に没入していく感じ。 張りつめたピアノの…

日常 TOPCON RE SUPER その1

この日曜日、私はさかなつりに出かけた。 初夏の陽射しに日陰者の肌は爛れるのだ。 妹の日焼け止めを拝借した。 風が些か強く、アタリは取りにくかった。 鈎も交換したいのだが、予備が無い。 何度か行ったことのある釣り具屋が潰れていた。 草の匂い、水の…

試写 ベルクハイル

ベルクハイルの試写をした。 100年前のカメラとレンズ、美品だがどう見ても遮光に不安があるロールホルダー、フィルム(乾板)感度10とか25の時代の代物なので、はっきり言ってあまり期待はしていなかった。 しかし、なんということか。これがよく写っているの…

日常 Nikon A900

毎年春先と晩夏は体調を崩す。 というより、情緒不安定になる。 今年はなんとか薬無しで乗り切りたい。 酒も睡眠も、今のところコントロール出来る範囲にある。金遣いは......少し大目に見よう。 心療内科というやつはもう懲り懲りなのだ。 私はひとりが好き…

ベルクハイルがやってきた

1914年発売、世界最古のカメラメーカー、フォクトレンダーが誇る名機。 ベルクハイルが私の元へやってきた。 ヤフオクでビビッ!ときてしまった。 レンズはとても綺麗で、シャッター周りも触った感じでは至って快調。蛇腹もまだいけそう。 付属のロールホル…

日常 Nikon A900

さて、未現像フィルムが溜まりに溜まっている。 よくも近所の散歩だけでこれだけ撮るものだ。 時々、気分次第でコンデジを使う。 S4、M3、フジカやスピグラをぶら下げて、ポケットにコンデジを入れていくのだが、これがなかなか使わない。 気付くと充電が切…

靴の底に穴が空くまで

かれこれ一年半ほど履いていた運動靴にとうとう穴が空いてしまった。 それも底に。 ホームセンターで安売りしてた八百円くらいのやつだ。 結構気に入っていたので、同じものを求めてホームセンターへ行ってみたが、なかった。 スマホを探ってみると、この靴…

ふくろ

私はふくろを持っている。 わりと古いふくろだ。 たくさんの水を貯めこんで、徐々に膨らんでいった。 聞くところによると、このふくろはまだまだ使えるという。百年使った人もあるらしい。 何度か壊れて、なおったところもあるけれど、一度壊れてもうなおら…

The melody in rain (with signals)

ある雨の日(信号機と)

歩くからみえるもの

早く、効率的に移動する方法っちゅーのはいくらでもある。 せやけど、自分の脚で歩いてしか見付けられんモンもようさんある。 一歩一歩、汗を流して地面を踏みしめて、初めて解るモンもあるっちゅーことやな。 これから時代はどんどんスマートになっていくと…

セルフポートレート Leica M3

たまにやりたくなるやつ。 ひょっこりはん。 こんなに猫背だったのか。 なかなかたのしい。 脚が長く見える方法。 チャック・ベリー。 うん、たのしい。 子供のようにまっすぐで、たのしいことには貪欲でありたい。

日常 Leica M3 その2

最近冴えない日が続いている。 どうもこうも創作意欲が湧かない。 この土曜日、雨が降ったのでライカと散歩してみたが、偏頭痛が酷く、イライラして仕方がなかった。 日曜日は良い陽に恵まれず、挙句スピグラでスナップをしていると警備員に咎められ、もう二…

日常 Leica M3 その1

さて、溜まりに溜まった未現像フィルム。 35mm2本を摘んで現像に出した。 どうやらLeicaと家の近所をうろうろしたものらしい。 色々心境の変化があって、もう二度と人の写ったスナップは撮るまいと思っていたが、そもそもそんなに撮っていなかった。 意識す…

コンデジ日和

インケツである。 雑費の引き落としがあるのをすっかり忘れていた。 どうにもならないので、過去にコンデジで遊んだときの写真を出してこようと思う。 丁度いい機会だ。 私の写真はよく、「わからない。」と言われる。 これが結構堪える。 批評は何ともない…

神戸ぶらり Speed Graphic 4×5

ゴッホを観に行ったついでにスピグラをぶら下げて神戸をぶらり歩いた。 フラッシュも無く、シノゴリバーサルを手持ちで撮るなどという酔狂な者はそう居ないと思う。 私としても実験の意味合いが強い。 フィルム原版をコンデジで撮った。 ある程度の距離で絞…

日常 Leica M3 その2

私のコレクション。 最近ブログを更新するのが億劫になってきた。 というのも、自分の写真があくまで個人的なものであることを強く意識するようになってきたから。 自分で撮った写真はもはや自分の一部とも言えるので、それを無闇に衆目に晒すことに、抵抗を…

日常 Leica M3 その1

先週、修理上がりのスピグラとフジカをぶら下げて、大阪駅前辺りをぶらついた。 結果は芳しくなかったので、もっと訓練せねばなるまい。 大判や6×9ではどうも欲張りすぎていけない。 やはりLeicaは良い。 同じようにスピグラやフジカを使いこなせればいいの…

所感

先週、薬が増えた。 こいつが効果覿面なようで、色々なアイデアが次々浮かび、吸収、創作に於いてやりたいことが増え、あらゆる分野に手を伸ばしている。 どうやら私はずっと抑うつ状態にあったようだ。無気力や倦怠とは殆ど無縁となった。いくら寝ても眠い…

具象、禅、調和

写真とは禅である。 禅とは全である。 個が個であることを超越し、全てを可能とする。 論理はもはや何をも為さない。 具象を超えた具象に、私は全てを見る。 私はファインダーの向こうに、見たいものを何でも見ることができる。 調和である。 極限までたわめ…

渾身の一枚 室生寺 五重塔

色褪せた帽子、ドカジャン、作業着、ぼろぼろのスニーカー。 首から下げたトプコンREスーパー、肩にはフジカG690。鞄の中にはスポットメーター、CCフィルター、目一杯のフィルムと一緒にスピグラが入ってる。反対の肩に三脚をたすき掛けにして、小雨に当たら…

高野山 その4

giiさんとゆく冬の高野山。 本当にキリが無いのでここまで。 giiさんのブログはこちらから。 https://profile.ameba.jp/ameba/giiphoto 緑青は素晴らしい。 鉄でもなんでもそうだけど、錆びというものに心惹かれる。 とぷこんちゃんこれはがんばった! ほん…

高野山 その3

giiさんとゆく冬の高野山。 giiさんのブログはこちらから。 https://profile.ameba.jp/ameba/giiphoto たくさん撮りすぎて、キリがない。 ああ、潰れた......。とぷこんちゃん......。 わかってたけど。 台所の床。つやつやしててひんやりしてた。 REスーパ…

アートとは、美とは

年末年始、ひたすら写真を撮って過ごした。 4×5と6×9を担いで写真と、私自身と真っ向から向き合ってみた。 年末にかけては写真に留まらず、様々なアートにも触れ、多くの刺激を得た。 その中で至った思想について考察し、論じてみようと思う。 まず、私の撮…