客人日記

どんどんたのしい

光と影 ボケとブレ

今日は堺の大仙公園に行ってきた。

そこで、フィルムカメラを愛用していらっしゃる男性とその御夫人と、お話させていただいた。

詳しくはフィルムの現像が上がってから、記事にすることとして、このとき思ったことについて、記事にしてみようと思う。

イカについて話されているとき、男性はこう仰られた。

「写真は光と影やからなあ。」

僭越ながら、私もよく考えた。

何十年と写真に関わってこられたであろう方の御意見を前にして洵に恐縮であるが、あるとき、モノクロに凝った時期があった。その時、同じように感じたのだ。

その時は、巨匠とも言うべきブレッソン、キャパ、ソールライター、木村伊兵衛土門拳、色んな写真を見て、好きな写真を真似てみた。


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ダメだ。全然似てねえ。

 

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違う。こうじゃない。なんて思いながらS4やAires35iiにTri-Xを詰めては出掛ける日々。

そのうち何か掴めるかもしれない。そう思った。


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そんなある日。ふと、自分の世界観が変わってきていることに気付いた。白と黒だけで表現する世界。明るいところと暗いところ、つまり、光と影を見ている自分に気が付いたのだ。きっと巨匠と呼ばれる人達も、この道を通ったに違いない。確信になった。 


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それから、自分の表現の幅がかなり広がった様に思う。いや言い過ぎた。でも、視界は広がったように思う。誰かが歩んできた、切り開いてきた道をのろのろ辿っているだけかもしれないけど。

 

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私は都会が好きじゃない。便利だけど。カメラ屋もいっぱいあるけど。物欲の赴くままカメラもレンズも買えるけど。

なんたってチカチカするし、ザワザワしてる。


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その感じも表現しようという気になれた。これだけで私にとっては大きなことだった。

 カラー写真にも影響があった。


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どうやって感じたままをフィルムに焼き付けるか、考える切っ掛けになったということだろうか。ボケたりブレたり、それで良いんだって思った。


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良いか悪いかは誰か他人が決めることで、これは、私が感じたままの世界だ。そう思える写真が手元に帰ってきたとき、私は堪らなく楽しい。


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最近は、あまり考えなくなっていた。物欲に飲まれていた。自覚は大いにある。

道具は確かに大事だろうけど、もっと大事なものもある。特に私の様な若輩者には。

もう一度振り返る機会を下さった御夫婦に、この場で御礼を申し上げたい。

ありがとうございました。また、お目にかかれる日を楽しみにしております。

それではこの辺で。