客人日記

どんどんたのしい

大仙公園 後半

外人さんが行ったあと、同じ場所で何枚か撮って、Nikomat FTnに持ち替えた。おもしろレンズ工房のぎょぎょっと20を取り付けた。


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それほど魚眼感が強くなくて、いい感じだった。絞りもピントも気にしなくていい、シャッタースピードだけ、絞り込み測光を使って操作する。この時、私はまだ何も知らなかった。

何枚か撮って、ぐぐっとマクロを取り出し、ふわっとソフトに組み換えた。

 

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天国かよ。すげえ。ファインダーを覗くのが既に楽しかった。

仕上がりを受け取ったとき、ピント不良と被写体ブレの連絡票が入ってたのには笑った。


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白木の真新しい橋が綺麗で、何枚も撮った。


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ちょっとアンダーなほうがいいみたい。フレアで飛ぶ。

 
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そうそうこういうの。こういうのが撮りたかった。

 

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水面マニア。


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パチパチ撮っていると、

「フィルムですか?」

お洒落な中年男性。手にはキヤノンF-1と直進ズーム。傍らに奥さんと思しき女性。

「ええ。デジタルを使いこなせなくて、未だにフィルムやってます。」

「フィルムはええですね。やっぱり質感が違う。」

そうですね。と、答えたが、大変申し訳ない。私には分からない。このあと、Velviaの話などをした。確かに、ライトボックスでフィルムを見た時、息を飲む様な美しさを覚えた。

 
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それは私の腕なのではないことは明白だが、近年の高性能レンズを使って、適切なレタッチを施した写真と、見分けがつく自信がない。まだまだ腕が足りない。自戒。


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 話しながらも、ふわっとソフトでパチパチ。まだ私は気付かない。

F-1ご夫婦と別れてまた徘徊。


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ふわっとソフト、絞りは無く、暗いのでスプリットに頼りきりの私は大変心もとない。


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このお爺ちゃんと子ども、とても楽しそうだった。かけがえのない時間を、後ろからこっそりと焼き付ける。この写真、プレゼントしたいな。素敵。

 

回廊のようなところを歩いていると、F-1ご夫婦と再会。話し込んでしまった。

スマホの画面でだが、男性の作品を拝見させていただいた。コンテストで受賞された作品だという。語彙力がなくて大変申し訳なかった。素晴らしいとしか。

拙ブログをご紹介させて頂いたのだが、恐縮至極である。私もLeica M3とかサンニッパ買ったらあんな写真撮れるのかな。いや無理だ。でも欲しい。物欲神が微笑んだ。

 

また、ご夫婦と別れ、私は杜若園へ。


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手入れがゆきとどいた、素晴らしい場所だった。ちょっと露出オーバー過ぎた。


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よく日焼けした、ちょっと強面のお兄さんが剪定をしていた。彼らあっての、この美しさ。感謝しながら、シャッターを切る。


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パチパチ撮っていく。おや?もう36枚だ。あと数枚か。もうこの辺で気付くべきだった。

日本庭園を出て、博物館へ向かった。どうせならぐるっと回り込んで、写真を撮りながら行こう。


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これはS4で撮った。

問題はFTnだった。

37枚。まだいける。

38枚。うんうん。

39枚。おや?まだいけるのか。

40枚。待て、おかしい。

41枚。おいおい。どうしたってんだ。

42枚。私は意を決して、巻き戻すことにした。パチン。レバーを回した途端にスプールから外れる音が。なんてこった。

急いでフィルムを詰め直し、巻き戻しレバーを起こして、日本庭園へ戻った。

 

一度撮った場所を撮り直しながら歩く。嗚呼、私の世紀の大傑作が。嘆き、歩く。今度はちゃんとレバーが回っていることを確認しながら撮る。回ってる。

上記のふわっとソフトの写真はその時に撮ったものである。ほんとはもっと良い写真だったんですよ。それはもう息を飲む程。ほんとだって。あーあ。私としたことが。世界の損失だぜこれは。


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1本撮り終えたら、あとはS4に任せることにする。


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日がだいぶ落ちてきた。


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気にしていないつもりだったが、写真を見ると、下ばかり見ている。上を向いて歩こう。涙がこぼれないように。


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ぼちぼち閉園時間が迫ってきたので、撤収。

結局、博物館には行けなかった。


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嗚呼、嘆けど、世紀の大傑作は戻ってこない。これからは、巻き戻しレバーを立てておこう。