客人日記

どんどんたのしい

飛鳥徘徊

大阪北部地震で大きな被害が出ている。

私は通勤途中だった。自転車で走っていたのだが、揺れには全く気付かなかった。

突然、がしゃがしゃと辺りがどよめき、何事かと止まると地面が揺れている。電信柱が折れんばかりに振れ、電線が空中を暴れまわっていた。

駐車場では自動車の防犯ブザーが鳴り響き、辺りに物が倒れ、散乱しはじめた。

漸く私は恐ろしさを感じ、安全そうな場所に身を移し、じっとしていた。

揺れが収まると、職場へ急いだ。幸い大きな異常はなかった。上司の気遣いで祖父母の家と自宅を確認したが、皆無事だった。

自宅や職場の近辺にはこれといった被害はなかったのだが、淀川を挟んだ西淀川区東淀川区、更に北方の高槻や枚方では、大きな被害が出ている。

これから暫くは全く気が抜けない。

 

そんな中、無事仕事を終え、先週出した謎の未現像フィルムを受け取りに行った。

こんな状況で道楽をやっていていいのか自問したが、考えても碌なことが思い付かないのは自明なので、今私の前にある幸せを享受しようと思った。

 

カラーネガとモノクロネガの2本分が返って来た。カラーはフジ100で、飛鳥へ行ったときと、日常のスナップだった。モノクロは大仙公園の帰りがけと日常のスナップ。

 

前置きが長くなったが、まずはカラーネガ編としよう。


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5月中旬だっただろうか、明日香村を訪れ、古墳や壁画を見て周った。

カメラはNikon FE、レンズは50/1.4だったと思う。高松塚古墳キトラ古墳、四神の館を訪れたのち、帰る道々撮って歩いた。確か高松塚やキトラでリバーサルを撮り終え、フジ100に詰め替えたと思う。


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所々で古代人と出会った。食べれる野草でも探しているのだろうか。


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気さくな男性が家に招いてくれた。


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 二人とも疲れている様子だったが、快く迎えてくれた。左手の男性は、余り寝ていないのだろう、目が真っ赤に充血していた。右手の男性も、項垂れている。


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過酷な畑仕事を終え、一段落したところだったのかもしれない。


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彼らと別れて、私は駅へと向かった。田畑が一面に広がり、こんもりと茂る緑が景色を引き締めていた。


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遠く音羽山の類いだろうか、青く霞んで美しかった。


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モンキチョウがいた。撮るのにちょっと苦労した。


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隊列にカメラを向けると、恥ずかしがりやなのか、一羽が向こうへ向けて歩き出した。そして、畔を踏み外して田んぼへ転落。申し訳ないことをしたと思いながらも、野生にもどんくさいやつがいるものなのかと感慨深くなった。

長くなってしまったので、日常編は次回にしようと思う。