客人日記

どんどんたのしい

渾身の一枚

夏はだうも気分が滅入つてしまふ。特に晩夏は感傷的になりがちだ。心が不安定になる。

夏が好きなのに、いざ夏になると気が滅入つて、何も出来ぬまま終わつてしまふ。晩夏になると焦りも混じつて、余計具合が悪い。

今回のフイルムも、あまり明るいやうな、優しい写真は少なかつた。どのカツトにも不安や焦りが滲んでゐた。

その中で二枚、良いカツトがあつた。プリントを見て、思はず、うわつと言つてしまつた。


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まるで今の私の精神状態のやうだ。こちらはあまりアングルが良くない。締まりがない。


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こちらは我ながら完璧だと思つた。色合いは上の方が好きだが、こちらの方が全体の締まりが良い。

どちらも繊細な質感や、浮上つてくるやうな立体感にどきつとした。

この2カツトを見て、私は私自身の精神状態を知つた。

夏はだうしてもかうだ。だうにもならない。少し、人恋しい。